Nishicon開発秘話 何時間寝ていないのだろう  戻る

 1998年(平成10年)7月、RNB南海放送様にPPWS、SPOTDESKを納品しました?

 HIBSは、1995年12月KRY様に納品したWindows3.1版SPOTDESK(先に納品したTHK様はホストシステム側の問題で1年延期になり、KRY様が先に稼働し始めました)から1997年2月にはWindowsNT3.5版でPPWSを開発、更に1997年6月にはDAILYDESK、QWSも開発し、Windows95版としてHIBS(PPWS、SPOTDESK、DAILYDESK、QWS)が完成しラテ合わせてKBS京都様に納品しました。その後、Windows95版でTVQ様、WindowsNT4.0版でBBT様、OTV様とHIBSを納品しており、システムとしては問題なく進化していました。

 RNB様の開発は博多駅近くにある研究開発事業部の青木課長がプロジェクトリーダーをしており、開発範囲はPPWS、SPOTDESKで、HIBSのDAILYDESK、QWSに該当する部分は、ホスト(汎用機)側のシステムが残りました。

 6月のある日、鳥山取締役(営業部長兼任、研究開発事業部長兼任)が本社の向いに有るヒューモスビル2Fの私の机まで(珍しく?)来られて、、
なー永田君、今青木君達がRNBでHIBSの納品作業を行っている、、、ハイ、存じております。
ホストからのデータ移行が上手く行っておらず、青木君はじめ皆苦労しており、徹夜続きで頭も回らない、、、そうですか、それは大変ですネ!!

それで、今、総務に行って「松山」行きの飛行機を予約してきた、、、はァ?!  (だれの?!)
今から松山の南海放送さんに行って、青木君の補佐をしてこの状況を打破(打開?)してきてくれ、、、はァ?! (なんで?! 部も違うのに、、、)

お言葉を返すようですが、今日は暑かったので上着も着てきていないし、お金も持っていません、、、
金は総務に行って仮払をしてくれ、総務には言っておく、、、はィ?!  しかし、松山も南海放送様にも行った事が有りません。
飛行機で松山空港に行って、タクシーに乗って「南海放送」って言えば、2千数百円で行ける、よろしく!! 、、、(よ、よろしくって?!)

総務に行って仮払して、、飛行機の時間は? 後2時間も無い、、半袖カッターシャツにシステム手帳が入った薄い革鞄のみの軽装で慌ただしく新幹線に乗りました。仕方ない家には後で電話しよう!

 南海放送様に到着して、少しみっとも無い恰好で受付を済ませ、青木課長に会うと憔悴しきった顔で迎えてくれた。
どんな状況か確認するために納品メンバーに黒板(マーカーで書く白板)のある場所に集まってもらい、各人の作業担当と進捗状況および問題点の確認を行い黒板に書き出した。
 細かい問題は多々あったが、一番大きな問題はホストからのデータ移行。コード変換をしたロード用のCSVデータを作成していたが、契約、時間取り、販売枠の整合性が合っておらず、多分、ホストシステムの販売枠と時間取りの関連の考え方がHIBSとは異なっおり、それを考慮せずに移行データを作成した?、契約に紐付く時間取りのポジション(販売枠キー)がずれている? その為契約本数は合っても時間取りの視聴率、総視聴率また販売枠の契約消化秒数は滅茶苦茶?! 合わない!!

 取り敢えず、各人にこれからの作業内容を指示して3時間後にまたここで進捗、問題点の確認を行う事にして作業を再開しました。
データ移行について青木課長と土谷君にもう少し詳細を確認して、CSVデータの時間取りと販売枠のデータ整合性を取るためのプログラムを作成することにしました。当然?まだ元気な私がプログラム作成を担当することにしました。

 CSVのデータはカンマ(,)区切りのデータの為項目の長さが固定長ではなく、販売枠の時刻キーは、(例えば)8時8分は808、10時30分は1030で分は前ゼロ2桁固定で時間は前ゼロはなく、、、まァいいか、取り敢えず、この100万件以上ある時間取りデータをテーブルに入れて、時刻キーとSB/PT区分のずれを販売枠キーといろいとマッチングして修正し、最終的に同じCSVの形式で出力すれば上手く行くハズ、、、

 3時間後に、再度集まり進捗、問題点の確認を行い、、少しは進捗があったものの、再度3時間後に集まることにしました。
私の作成するプログラムも進み、10数契約を抽出し、結果検証となり、、、まァいい感じか、、、この作業が続き、気が付けば、、翌日の昼過ぎとなっており、やっと完成!! 修正したCSVデータを土谷君にDB(Informix)にデータロードしてもらいました。
 100万件のCSVデータをいっきにロードする事が出来なく、CSVデータを10分割にし、ロードを10回繰り返す方法を取りました。サーバのメモリーが少ない為の方法です。Oracleではcommit件数指定が出来るので100万件を分割することなくロード可能でしたが、Informixではcommit件数指定の方法がわからないとの事でした。ロードが終わったのは、鳥山さんから指示されて40時間以上も経っていました。

 休んでいた、他のメンバーもロード後の後処理として契約の評価情報(時間取り1本づつの視聴率、総視聴率、パーコスト、A単価等)の再計算、販売枠に契約(時間取り)消化秒数の再計算等の更新を行い、実際にHIBS/SPOTDESKを動かし、、ホストコンピュータで紙に印刷した契約情報と突き合わせて移行データ確認作業に取り掛かりました。視聴率、総視聴率は合っているか? 移動されている時間取りも問題ないか? 販売枠の空枠秒数は合っているか? 等々、数時間後これで移行データに関しては、基本的に問題ないのではとの青木課長の確認も取れて、今日はこれで一旦ホテルに引き上げることにしました。ホテルに行く途中コンビニでパンツを買って、、、

 翌日以降細かな問題は有りましたが、何とか本番に向けてユーザ様にも使って頂ける状態になり、私は一旦? 北九州市に引き上げることにしました。

 翌週、本番移行に立ち会うため週末また南海放送様にお伺いしました。今度は上着を持って、、、
金曜日の業務終了後ホスト側で移行データ元を作成して頂き、土曜日はいろいろと確認しながら移行作業を進めました。細かな問題もあり随時対応解決して行き、、、途中先週作成したCSV修正プログラムも実行し、新しいCSVデータを作成し、、、結局は日曜日になり、土谷君に10分割を忘れずにロードするように指示し、日曜日の昼過ぎ? 夕方近く? からロード作業を始めました。本来なら土曜日の早い時点でロードを終え、HIBSの動作確認を行い、日曜日は予備日でしたが、、、

 なんか、ロードがなかなかと進まないネ!! 土谷君、CSVデータは10分割したよネ!!  あァ!!!!!!! 忘れていました。それでメモリーが足りないからディスクに(ガリガリと)スワップしまくり進まなかったのか?! 皆疲れているから?! サーバも?!
 まァ、(時間は迫っているが)仕方ないから(他の方法がわからないので)ロードをキャンセルし、一から出直し、、、ところがな、なんと!! キャンセルしたらRDBMSが勝手?! にリカバリー処理を始め、、、うぅうそー!!!!!!  またまた(気は焦るが)どうしようもないからリカバリー処理が終わるまで待つことにしました、が、終わらない、終わらない、、更に終わらない、、もうすぐ夜明け、、再度ロードを始めたのは月曜日の業務開始まで2時間、、、

 南海放送様の業務部長が来られて、、何時頃からHIBSは使えるか? 今、最後の確認中で申し訳ありませんがもう少しお時間を下さい、、、ロードが完了し、先に書いた更新処理を行い簡単にSPOTDESKの動作確認が出来たのは11時を回っていた。
取り敢えず終わった、、、何時間寝ていないのだろう、、、

1998年10月、研究開発事業部は本社の私が所属するオープンシステムグループに統合され、博多駅前の事業所は閉鎖されました。


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